アトピー性皮膚炎について

小児アレルギーエデュケーターの資格を持つ看護師による看護外来

写真 アトピー性皮膚炎について

アトピー性皮膚炎は肌がかさかさじくじくして痒みを伴う病気です。皮膚のバリア機能が低下していて食物、汗や乾燥、ダニや埃などいろいろな物が原因で悪化すると言われています。

症状を良くするための3つの対策
@    「スキンケア」
皮膚についた汗や汚れ細菌などを洗い流し乾燥した皮膚に保湿保護をしてバリア機能を回復させます。
A    「薬物療法」
皮膚の炎症を抑える塗り薬を塗ります。
B    原因・悪化因子を取り除く
色々な原因で悪化するため個別に原因を探すことが大切です。医師や看護師、薬剤師によく相談し対策を立てましょう。

主な検査
血液検査
@    特異的IgE抗体
アレルゲンに特異的なIgEを調べます:ダニ、ハウスダスト、カビ、動物上皮食物などの値が上昇することが多いです
A    総IgE値
小児の患者の9割前後で値が上昇しています。
B    血中好酸球数
病勢に相関して増加することがあります。
C    TARC
病勢に相関して増加するという報告があります。皮膚の表皮細胞から産生される物質です。

日常生活について
アトピー性皮膚炎も毎日の生活の中で上手に管理していくことが大変重要です。当院ではアレルギーの専門看護師による看護外来で、薬の塗り方や皮膚の洗浄の仕方、環境整備の方法など希望する方にご説明します。